【体験report#01】One day cafe.kyoto ~今までなかった?発達障害者と支援者の交流(前編) ~
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ライターであり当事者のしょーこさんからOne day café.kyotoの体験談をいただきました。
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【体験report#01】 2017年5月18日
One day cafe.kyoto ~今までなかった?発達障害者と支援者の交流(前編) ~
発達障害の当事者と支援者の交流?
私が初めてその言葉を聞いたのは発達障害の当事者会でのことだった。 発達障害の当事者会は当事者の経験を共有してより良い生き方を考える場所と私は考えていた。
しかし、当事者と支援者の交流会があるならもっと面白いものが見られるかもしれない。
世界は当然、発達障害者だけが生きているのではないのだから、もしかしたら新しい知恵を発見できるかもしれない。
そう思って私はスタッフのでむさんの誘いでOne day cafe.kyoto に五月の暑い日差しの日に参加した。
三時間の交流会はあっという間だった。
色んな人がいた。
当事者、特別支援の教師、発達障害の子を持つ親、学生塾で生徒が発達障害だったことをきっかけに足を運んだ先生、あるいは全く予想外の人……多様な顔ぶれに私は驚いた。
こんなに色んな人が発達障害の為に足を運んでくれているとは。日頃インターネットで「発達障害は会社では足手まといだから生活保護貰ってひきこもってたら?」みたいな意見を見て凹んでいる私だから尚更だ。
交流会は自己紹介、ゲストのトーク、各自で決めたテーマトークの三部構成で進んだ。
ゲストは学校の先生れんこんさんと発達障害のニュースサイト「LASS to the dreem」を立ち上げた女性yu-kaさんだった。
れんこんさんは発達障害の女の子とどう接すればいいのかわからない教師としての葛藤を語り、yu-kaさんは大学生まで発達障害と診断されていなかった女性の人生の葛藤を語った。
やはり発達障害は葛藤を生むのだなと少し切なくなったが、先生の女の子への優しさとそれでも発達障害の良いところに光を当てたいという女性の言葉に希望を感じた。
(後編につづく)
ライター■しょーこ
神戸に住む発達女子。2017年は自助会(発達障害の当事者の交流会)にたくさん行くことで人生を考えようと思ってます。本を読むのも書くのも好き。好きな作家は村上春樹と西尾維新、ほか大勢。発達障害に関しては茶道とハンドスピナーを推してる。